文化財(美術工芸品)

梵鐘(ぼんしょう)

国宝 (明治35年指定)

奈良時代

※越前町織田文化歴史館に寄託中

 

  

劔神社の梵鐘には神護景雲四年(770)の銘文があり、現存する銘のある梵鐘では日本で三番目に古いもので、第49代光仁天皇の奉納と伝えられている。

総高 109.9cm  身幅 88.5cm 
口径 73.9cm  口厚 5.8cm
 

釈迦八相涅槃図(しゃかはっそうねはんず)

重要文化財 (昭和25年指定)

鎌倉時代

※現在奈良国立博物館に寄託中

 

 

縦 210.3cm  横 282.1cm
八相涅槃図とは、涅槃図(釈迦の入滅の姿)の周りに、釈迦の一生の様々な場面を書き添えた絵のことで、託胎、降誕、試芸、四門出遊、出家、吉祥献草、降魔、初転法輪の八場面が描かれている。

   

涅槃講式断簡(ねはんこうしきだんかん)

重要文化財 (昭和25年指定)

室町時代

※現在奈良国立博物館に寄託中

 

 

 

涅槃講式(涅槃会の作法をまとめたもの)の2巻が伝えられている。

 

 

   

不動明王三尊像(ふどうみょうおうさんぞんぞう)

県指定文化財 (昭和59年指定)

室町時代

※越前町織田文化歴史館に寄託中

制多迦童子像
(せいたかどうじ)

矜羯羅童子像
(こんがらどうじ)

不動明王像
(ふどうみょうおう)


              縦 98.0cm  横 36.3cm
  この二童子は、不動明王の従者として有名である。版画にさらに色をつけ、

  面貌姿形・色彩に均整のとれた格調高い作品で、画僧・妙尺の作と伝えられている。

縦 97.8cm  横 36.3cm
不動明王は劔神社の本地仏で、この本尊画は、長い間神社の神宮寺である織田寺の真言修法の対象として使われていた。


十二天画像(じゅうにてんがぞう)

室町時代

※越前町織田文化歴史館に寄託中

それぞれ 縦 94.5cm 横 39.3cm
十二天とは、密教の修法道場を守る護法天で、八方位、上下、そして日・月からなっている。これは織田寺別当神前院に伝来したものであるが、明治初年に当社に納められた。

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文化財(古文書)

朝倉氏五代、織田信長、柴田勝家、徳川家康ほか文書百数点所蔵

織田信長安堵状

天正元年(1573)

※越前町織田文化歴史館に寄託中  

 

この文書は、織田信長が朝倉氏を亡ぼして越前を掌握した直後、信長が劔神社・織田寺に対し、土地の領有や臨時の税の免除などを認めたもので、文書の裏側に、信長の「天下布武」の印が押されてある。